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ふぐの子サブレ
秘して味わう禁断のグルメ

May 2024
Planner : food creation Ayako Suwa Shinya Furui
Creative Direction : Ayako Suwa
Co-development & sales : Arayo
Design & Photo: Naoko Fukuoka_woolen
Project Management : Shinya Furui

禁断のグルメ_猛毒のふぐの卵巣を発酵の力で無毒化して活用した発酵珍味菓子

諏訪綾子が2013年のTEDexで語り、フードクリエイションの活動初期からテーマにしていた出身地、石川県の「フグ食文化」。
「命を賭けてでも食べたい」と願った人間の、飽くなき食への欲求と好奇心
それを象徴する日本のフグ食文化は、フードクリエイション・諏訪綾子の活動テーマになりました。

能登 輪島港などで春に水揚げされる「能登ふぐ」。
特に猛毒の「卵巣」を発酵技法で無毒化、法で禁じられた時代にも秘密裏に製造されてきた。
それが知る人ぞ知る、能登半島の伝統珍味「禁断のグルメ・ふぐの子」です。

そして 2024年。
発酵王国・石川県のみで製造が許され、古くから受け継がれてきたこの「ふぐの子」を
フードクリエイションが現代にアップデート。食べやすいお菓子として商品化しました。

無毒化・発酵の要となっているのは石川県産「こめぬか」「さけかす」「いしる」などの発酵菌を宿す伝統食材。
これを生地にたっぷり練り込んで、さらにふぐの子を贅沢にまぶして風味が逃げないように
低温でじっくり焼き上げた旨味たっぷりの2つのあじわいに仕上げたサブレ。

お酒やワインのおつまみに食後のデザートにと、さまざまなシーンで、違った味が楽しめます。

 【魔味こめぬか】
   _チーズのようでサクッとした食感、塩味が効いた香ばしく濃厚な味わいは、ワインやお酒によく合う、忘れられない魔味テイスト。
 【秘味さけかす】
  _やさしいコクと甘み、しっとりほろほろと舌の上で溶けてゆく味わいは、だれにも教えたくない秘味テイストです。

「あら与」は江戸時代からの製法を守る石川県白山市の老舗。北前船の海産物問屋から始まる海産物製造販売会社。
伝統と革新から生まれた、世にも珍しい禁断のグルメ「発酵珍味菓子」をお召し上がりください。
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【Message】
 秘して味わう
 わたしたちは欲深い 見てはいけないものは見ずにはいられないし
 手にいれられないものほど手にいれたい
 味わうなと言われるとなんとしてでも味わいたい
 毒があるから美味しいのか
 美味しいから毒があるのか
 先人たちが 秘してさえも命をかけても味わいたかった禁断のグルメ
 そんなミステリアスな伝統をあなたのその美しい好奇心に
 食べることが生きることなら
 あじわうことは進化することだと
 教えてくれるはず  _諏訪綾子
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■ふぐの子サブレ
_箱入り:1,500円 (税別)「魔味こめぬか」「秘味さけかす」の2種類が各4個入り
_袋入り:600円(税別)「魔味こめぬか」「秘味さけかす」それぞれ1袋に4個入り
【使用食材】石川県産 米ぬか・酒粕・糀・ごまふぐ卵巣糠漬、いわし魚醤 小麦粉・バター・砂糖・食塩

■製造 販売:株式会社 あら与
■原案 レシピ監修:フードクリエイション/諏訪綾子
■パッケージデザイン:woolen 福岡南央子
■制作協力 株式会社fabriq