Works
TASTE of ECHO
4 February 2017
自己愛と情報拡散の反響を象徴するフードパフォーマンス
ニューヨークのファッショントレンドを代表するクリエイター9名を紹介する展覧会「NEW york, new work」でのフードパフォーマンス。
その参加作家であるヘッドピースアーティスト、HEIDI LEE(ハイディ リー)とのコラボレーションとなった。彼女の作品である多面的なマスク「Echo hat」は、ギリシャ神話「エコーとナルキッソス」をインスピレーションソースにしている。ナルキッソスという登場人物が鏡を見つめ続けたり、エコーという妖精が永遠に同じ言葉を繰り返す呪縛にとらわれるこの物語は、自己愛(ナルシスト)と反響(エコー)の語源となっている。現代の「鏡」であるスマートフォン。インスタグラムのセルフィーなどに象徴されるポストインターネット世代の自己承認欲求と、SNS による情報拡散(反響・こだま)を、立体的に体現する作品と解釈して、今回のフードパフォーマンスではEchoという名の3人の妖精たちが現代によみがえり、会場で反響する自己愛の破片となるフードをサーブするコンセプトとした。
その参加作家であるヘッドピースアーティスト、HEIDI LEE(ハイディ リー)とのコラボレーションとなった。彼女の作品である多面的なマスク「Echo hat」は、ギリシャ神話「エコーとナルキッソス」をインスピレーションソースにしている。ナルキッソスという登場人物が鏡を見つめ続けたり、エコーという妖精が永遠に同じ言葉を繰り返す呪縛にとらわれるこの物語は、自己愛(ナルシスト)と反響(エコー)の語源となっている。現代の「鏡」であるスマートフォン。インスタグラムのセルフィーなどに象徴されるポストインターネット世代の自己承認欲求と、SNS による情報拡散(反響・こだま)を、立体的に体現する作品と解釈して、今回のフードパフォーマンスではEchoという名の3人の妖精たちが現代によみがえり、会場で反響する自己愛の破片となるフードをサーブするコンセプトとした。